





|


HARCO コメント
今すぐ欲しいもの、明日中に買いたいもの、メモ魔の僕が毎日のように書き込む一枚の紙、それがウィッシュリスト。でも書いたのにその紙をなくしちゃうこともしょっちゅう。 このアルバムには、自分が今欲しいもの、聴きたい音楽、伝えたい気持ちを、いつまでも忘れないように隅から隅まで書き込んでおいたつもり。とくに三部作の完結編ということで、HARCOとしての表現スタイルのすべてを惜しみなく出し尽くしたかった。部屋にある楽器の音を全部入れよう、そのくらいの気持ち。たとえば、我が家のピアノをいろんな風にマイクの位置などを変えて録ってみたり、久しぶりにマリンバを叩いたり、シンセやプログラミングをいつもにも増して駆使してみたり。今回、初めてホーンアレンジをしてみたところ、頭の中からいろんなフレーズが次々と浮かんできて、自分でも意外だった。まだまだ頭の中にはいろんな形の音楽との関わり方が眠っているみたい。それはやっぱり、こうやって思う存分やりたいことを表現させてもらって、初めて気付いたこと。80%、90%ではダメなんであって、100%表現できたときに、次の扉が開くんだと思う。
ところで、僕はどうやら具体的なテーマがないとモノが作れないタイプの人間のようで、人の心理の奥深い部分とか、出会いや別れといった漠然とした状況より、遊園地のなかのジャングルクルーズ、団地の入り口に咲いている椿の花、何種類も買いすぎて選びきれないサプリメント、そういう目に見える身近なものからイメージが膨らんでく。逆にそういった身近なものが、自分の奥深〜い場所の、うまく言葉にできない何かを代弁してくれているのかも。
「まだまだ増えてく僕らのウィッシュリスト」
でも、僕が本当に欲しかったものは、この僕の「声」だったような気がする。ずーっと何年も、本当の自分の声に出会いたい、そのことばかり考えていた。まだ、どこまで遠くまで届いているのか、分からないけれど。 ちなみに今回の曲のなかで一番欲しいものは「雲のリフト」。そもそもリフトという乗り物がなぜだかとても好き、あのプラプラと足を宙に浮かせている状態がたまらなくいい。今後も自分のウィッシュリストに加えていきたい。それに乗って、窮地に立たされたときなんかに、ぴゅうっとどこかへ飛んで行きたい。
HARCO(青木慶則 yoshinori aoki)
| Wish list : 試聴ページ |
| HARCOコメント |
| ライナーノーツ |
| アーティストコメント |

|
|